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MastodonはP2Pではないという話、もしくはMastodonの脱中央集権の仕組みについて

Fukuoka.php vol22にてMastodonについて話してきました。

Mastodonは最近盛り上がってる分散型SNSですが、その仕組みに興味をもったので調べてみたのが今回の話になります。スライドの中で主に説明しているのは、Mastodonが実装している分散型SNSを実現するためのプロトコルOStatusについてです。

OStatusはAtomフィードを核とした仕様です。ユーザーのつぶやきをAtomフィードで表現し、さらにそれをコンタクト情報を形式化するPortable ContactsとSocial Network上の活動を形式化するActivity Streamsで拡張しています。フィードだけだと、リモートのサーバはポーリングする必要があるため、それを補うためにPubSubHubbubでAtomフィードの更新をほぼリアルタイムに受け取ることができるようにしています。また、FollowやFavやReplyやRetweetを相手先に通知するためにはSalmonを使っています。リモートフォローする際に入力する(ID)@(Mastodonのドメイン)という文字列からそのユーザーの情報を取得するためには、WebFingerを使っています。

日本国内ではP2Pと結び付けられて語られることのあるこのMastodonですが、こうやって見てみるとP2Pとはあまり関係がなく、フィード関係のプロトコルを使って分散型SNSを構築できる仕組みであることがわかると思います。